すごいすごい 懐かしい。
もうその一言に尽きるほどです。
このときのお芝居の台本はりさきの史上で1番ぼろぼろになりました。トリプルに入ってから初めてのお芝居、練習のときから緊張してた。
あのころりさきはまだ中学生で、大阪がすごく遠くに感じてて、練習に来るのもいっぱいいっぱいでした。でもみんなに会いたくて、お芝居がしたくて、毎週毎週練習に行きたくてしょうがなかった。
今でもはっきり覚えてるのが、1番最初のシーン。
幼少時ゆいの役で、おかあさん役のたまこと2人で花道を歩いてくるシーン。走り方とかこけ方とか、何回もパターン変えて練習して、むかえた本番。イベントが始まって、どんどん進行して、お芝居の開始時間。客席の電気が消えて。ホールの1番うしろのドアにかかっているカーテンにママンと2人でかくれて。ドリカムのsnow danceが流れて。

走った。

死んじゃうんじゃないかと思うぐらいどきどきしてて、もう頭の中まっしろで、でもめちゃくちゃ楽しくて。
あのときが今までで1番、役になりきれてたと思う。
今でも本当にはっきり、セリフもほとんど覚えてます。
『おかあさん、早く早く!』って言って走り出したね。笑。
衣装きがえて、ゆいの中の人格の1人、はるか役。
『ゆいなんかだいっきらい!』
『ゆいなんか死んじゃえばいいのに』
さみしくて、つらくて、ゆいを憎んで。
はるかは悲しい子だったと思う。
はるかと一緒に、りさきもさみしくなったり悲しくなったりした。その感覚が、楽しくて楽しくてたまらなかった。
今思い出すと『あのシーンはもっとこうすればよかった』とか、『あのセリフはもっとこう言えばよかった』とか、反省点はかなりたくさんある。でもなんていうか・・・今こうやって思い出せてるってことがすごく幸せ。
このころのスタッフメンバーさんは、今はもうぜんぜん会えない人ばっかりで、これ書きながら懐かしくなりすぎて泣きそうになったよ。
このお芝居、もう1回やりたい。
本当にもう1回やりたい。

 

©31536000

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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